【星のドラゴンクエスト(星ドラ)】『冥府の屍騎』のモデルはアイルランドに伝わる妖精『デュラハン』
雨が続き、じとじとだるい毎日が続く今日この頃。
じっとりどんよりな天気にお似合いなイベント『常闇の冥館』が開催中ですね。
開催期間:7/15(水) メンテナンス終了後〜8/4(火) 8:59
報酬もなかなか良く、頑張りがいがあります。
今回のイベントのボス、『冥府の屍騎』ですが・・・
ぶっちゃけ私の好きなデザインです。
『首無しライダー』等の、首がないデザインはなぜかときめいてしまいます・・・。
で、この『冥府の屍騎』、おそらくモデルは妖精『デュラハン』ですね。
妖精『デュラハン』とは?
引用元:幻獣図鑑 デュラハン
デュラハン(Dullahan, Durahan, Gan Ceann )は、アイルランドに伝わる首のない男の姿をした妖精 [1]。 女性の姿という説も存在する[2]。
コシュタ・バワー(Cóiste-bodhar)という首無し馬が引く馬車に乗っており、片手で手綱を持ち、もう一方の手には自分の首を持ち、ぶら下げている[2]。
『冥府の屍騎』が乗っている馬?には首がありますが、元ネタの『デュラハン』は馬も首がないみたいですね。また、直接馬に乗っているのではなく、馬車に乗っているみたいです。
『デュラハン』は何をやらかす存在なのかと言いますと・・・
バンシー(banshee)と同様に「死を予言する存在」であり、近いうちに死人の出る家の付近に現れる。 そして戸口の前にとまり、家の人が戸を開けるとタライにいっぱいの血を顔に浴びせかける。
自分の姿を見られる事を嫌っており、姿を見た者はデュラハンの持つ鞭で目を潰される。 だが、コシュタ・バワーは水の上を渡る事が出来ないので、川を渡ればデュラハンの姿を見ても逃げられる。
- 死を予言する
- タライにいっぱいの血を顔に浴びせかける
- 姿を見た者の目を鞭で潰す
血を浴びせかける動機がまったくわかりません・・・嫌がらせ?
なんとこの『デュラハン』モチーフのモンスターは、すでにドラクエ本編に登場していたようです!
『デュラハン』モチーフのドラクエモンスター
ドラクエ11(DQ11)のモンスターである『デュラハンナイト』。
■モンスター図鑑の説明
暴れウマに乗った首なし騎士。騎士道精神はとうの昔に忘れ、強きを助け弱きをくじく、勝つためなら手段を選ばない。
『冥府の屍騎』と違い、元ネタの『デュラハン』と同じように「鞭」を武器としていますね。
左手の盾には顔が描いてありますが、これは『デュラハン』の「自分の首を持つ」という設定を再現しているのでしょうか?これに関しては『冥府の屍騎』も同様ですね。
『冥府の屍騎』のスキルから見る『デュラハン』の再現性
『冥府の屍騎』のスキルから垣間見える『デュラハン』らしさを、私の妄想とともにお伝えします。
クリムゾンミスト
■スキル説明:
被ダメージ上昇効果をもつ赤い霧を噴出する、対象:全体
■『デュラハン』らしさ:
「死人の出る家の付近に現れ、そして戸口の前にとまり、家の人が戸を開けるとタライにいっぱいの血を顔に浴びせかける」ことを再現しているような気がします。
カウントダウン
■スキル説明:
カウントダウン付与(0になるとしに状態)、対象:1人
■『デュラハン』らしさ:
これは確実に「死を予言する」を再現しているのでしょうね。予言というか、むしろ「今からお前をぶち殺すぜ!」という殺害予告ですが・・・。
ブレイクラッシュ
■スキル説明:
ジバリア属性物理(ダメージ:約950×3)、対象:いずれか
■『デュラハン』らしさ:
「自分の姿を見られる事を嫌っており、姿を見た者はデュラハンの持つ鞭で目を潰される」の、鞭を振り回す様子を再現している?
げに恐ろしきは人間なり
上で書いた通り、『デュラハン』は
近いうちに死人の出る家の付近に現れる。 そして戸口の前にとまり、家の人が戸を開けるとタライにいっぱいの血を顔に浴びせかける。
とありますが、星ドラの場合・・・
『冥府の屍騎』が常闇の冥館でのんびり暮らしていたら、ある日突然、人間(主人公たち)がのりこんできて、『冥府の屍騎』が戸を開けたら「命竜抜刀斬」を浴びせかけられた
と考えると、本当の『デュラハン』はどっちなんでしょうねぇ・・・?
(お宝目当てに、何度も、何度も、何度もやって来る鬼畜っぷりも加算しましょう)
げに恐ろしきはなんとやら。