『ロト』って何?という疑問を解消する & ロトシリーズの時系列と世界構造を勉強する【ドラクエ】
突然ですが、私のドラクエ初体験は『星のドラゴンクエスト(星ドラ)』です。
それまでドラクエシリーズのゲームをプレイしたことは1度も無かったんです。
ゲーム内で『ロトの勇者』だの『ロトの子孫』だの『ロト剣』だの、『ロト』という単語をよく耳にしますが、一体『ロト』って何なのでしょう?個人名?
夫「勇者の称号、みたいな」
『新宿の母』的な称号なん?
よく分からないので調べてみました (σ・∀・)σ
- 結論から言うと『ロト』とは・・・
- ドラクエシリーズ別の時系列
- ロトシリーズの時系列
- ロトシリーズの時系列①:DQ11 過ぎ去りし時を求めて
- ロトシリーズの時系列②:DQ3 そして伝説へ…
- ロトシリーズの時系列③:DQ1
- ロトシリーズの時系列④:DQ2 悪霊の神々
結論から言うと『ロト』とは・・・
ロトの名の由来は、地名「ロトゼタシア」です。
「ドラゴンクエストXI(DQ11)過ぎ去りし時を求めて」にて、その舞台である「ロトゼタシア」を救った英雄(主人公)に「聖竜※1」が与えた称号、それが「ロトの勇者※2」です。
※1:「聖竜」とは「ロトゼタシア」の創造主であり、【タイトルロゴ】の後ろに描かれているドラゴンがこの聖竜と思われる
※2:「ロトゼタシアの勇者」略して「ロトの勇者」
つまり、DQ11がドラクエシリーズの最過去にあたるということでしょうか?
ドラクエシリーズ別の時系列
そもそもDQ1~DQ11までの全11作品は、大きく4つのシリーズ(舞台設定)に分類されるそうです。
※ロトシリーズの「3→1→2」と天空シリーズの「6→4→5」という時系列は公式で発表されていますが、その他の部分は公式見解ではなく考察らしいです
引用元:ドラクエ全シリーズの時系列&時間軸を考察!初心者向けに分かりやすく解説 | ドラクエ10攻略ブログ|初心者向け冒険マップ
【!注意!】以降の内容は公式見解ではなく、あくまで1つの考察らしいです
考察では、ロトシリーズと天空シリーズの最過去がDQ11とされています。
DQ11のストーリーはザックリとしか知らないですが、どうやら主人公は途中で過去に戻り、過去の世界を救うことで本来守れなかった多くの存在を救うみたいです。
主人公が過去に戻ったことで、世界は2つに分岐しました。
主人公が過去に戻り勇者がいなくなった世界→天空世界へ
主人公が過去に戻りロトの勇者となった世界→ロト世界へ
「主人公が過去に戻りロトの勇者となった世界」の続きが、「ロト三部作」と呼ばれるDQ1・DQ2・DQ3 です。
なのでDQ1・DQ2・DQ3・DQ11の4作品を「ロトシリーズ」として一括りにしているようです。
せっかくなので「ロトシリーズ」の時系列をもうちょっと掘り下げてみましょう!
ロトシリーズの時系列
ロトシリーズの時系列は「11→3→1→2」という流れです(※これは公式見解)。
ロトシリーズにおいて、世界は「天上世界」「中央世界」「地下世界」の3層構造となっています。
以降ではこの世界構造の変遷を観察することで、ロトシリーズの時系列を理解したいと思います。
▼参考にしたサイト様 ↓(ドラクエと北欧神話との繋がりまで書かれていておもしろいです)
ロトシリーズの時系列①:DQ11 過ぎ去りし時を求めて
引用元:ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて(DQ11、ドラクエ11、Dragon Quest XI)のネタバレ解説まとめ | RENOTE [リノート]
世界構造
『ドラクエ11』では、命の大樹に育まれる世界観が描かれており、
後述する3層構造で図解にした時、
天上世界 … 命の大樹(大樹の神域)
中央世界 … ロトゼタシア
地下世界 … まだ存在しない
と表されます。引用元:【考察】ドラゴンクエスト11 (1)図解・ロトシリーズとの時系列と繋がり : 記号論研究所 マンガ・アニメ・ゲーム考察
- この世界で生きるすべての命の源と言われている「命の大樹」が天上世界に存在する
引用元:【ドラクエ11S】命の大樹 攻略マップ【DQ11S,PS4,3DS,スイッチ】 - 【ドラクエ11攻略】ドラゴンクエスト11(DQ11/DQ11S)攻略まとめWiki【PS4,3DS,スイッチ】
- 「命の大樹」の真の姿である「聖竜」が中央世界「ロトゼタシア」を創造した
引用元:『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』クリア!あの日プレイした勇者の正体を僕達はまだ知らない | ヤマカム
- 「中央世界」にある「神の岩」に「大地の精霊ルビス」が宿っているが、この時点ではまだ創造神としての活動をしていないので、精霊ルビスにより創造される「地下世界」はまだ存在しない
後の世代へのバトン(→DQ3→DQ1→DQ2)
「ロトゼタシア」を悪の手から救ったDQ11の主人公は、世界の創造主である「聖竜」に「ロトの勇者」の称号を与えられます。そしてこの称号が、後の世代に脈々と受け継がれていきます。
邪神ニズゼルファを倒し命の大樹に「勇者のつるぎ・真」を奉納した際に、大樹の真の姿である聖竜と対面。
「ロトゼタシアの勇者」略して「ロトの勇者」と呼ばれ、いつか再び世界が闇に覆われた時、彼あるいは彼のような勇気ある若者が再びつるぎを手に立ち上がるだろう、ということが示唆されてDQ11の物語は幕を閉じる。
余談
ちなみに、「命の大樹」は北欧神話に登場する1本の架空の木「ユグドラシル」が元ネタになっているそう。
世界を体現する巨大な木であり、アースガルズ、ミズガルズ、ヨトゥンヘイム、ヘルヘイムなどの九つの世界を内包する存在とされる。そのような本質を捉えて英語では "World tree"、日本語では、世界樹(せかいじゅ)[3]、宇宙樹(うちゅうじゅ)と呼ばれる。
ロトシリーズの時系列②:DQ3 そして伝説へ…
引用元:ドラゴンクエストIII そして伝説へ…(DQ3、ドラクエ3、Dragon Quest III)のネタバレ解説まとめ | RENOTE [リノート]
世界構造
『11』の世界から続くロトシリーズの世界は、
天上世界 … 天界
中央世界 … ミッドガルド
地下世界 … アレフガルド
で表されます。引用元:【考察】ドラゴンクエスト11 (1)図解・ロトシリーズとの時系列と繋がり : 記号論研究所 マンガ・アニメ・ゲーム考察
▼天上世界の変化点
①天上世界にあった「命の大樹」が、中央世界に降りてきている
命の大樹は世界樹としてミッドガルドに根付いた、もしくは大樹の苗木が成長して、別の世界樹となったと考えられます。
引用元:【考察】ドラゴンクエスト11 (1)図解・ロトシリーズとの時系列と繋がり : 記号論研究所 マンガ・アニメ・ゲーム考察
②「神竜」が天上世界(天界)を治めている
▼中央世界の変化点
①名前が「ロトゼタシア」から「ミッドガルド」に変わっている(存在は同一であると考えられている)
②世界樹のある大森林のすぐ近くに竜の女王が城を構えている
世界樹のある大森林のすぐ近くには、
聖竜の血脈から連なるであろう竜の女王が城を構え、
その直上には神竜が治める天界があります。引用元:【考察】ドラゴンクエスト11 (1)図解・ロトシリーズとの時系列と繋がり : 記号論研究所 マンガ・アニメ・ゲーム考察
▼地下世界の変化点
精霊ルビスにより地下世界「アレフガルド」の創造が開始される
神の岩に眠っていた精霊ルビスは、
ミッドガルドの下に地下世界アレフガルドの創造を開始しますが、
ゾーマの侵攻によってまたしても石にされてしまいます。引用元:【考察】ドラゴンクエスト11 (1)図解・ロトシリーズとの時系列と繋がり : 記号論研究所 マンガ・アニメ・ゲーム考察
後の世代へのバトン(→DQ1→DQ2)
DQ3の主人公たちは中央世界でバラモスを討伐した後、「ギアガの大穴」を通って地下世界「アレフガルド」に行き、そこで大魔王ゾーマを討伐します。
その功績によりDQ3の主人公は「ロトの勇者」の称号を与えられ、以降の地下世界(DQ1とDQ2)の歴史に「アレフガルド」を救った伝説の勇者として名を残します。
ロトシリーズの時系列③:DQ1
引用元:ドラゴンクエストI(DQ1、ドラクエ1、Dragon Quest I)のネタバレ解説まとめ | RENOTE [リノート]
世界構造
「ギアガの大穴」が閉じて中央世界と地下世界の行き来ができなくなり、舞台は完全に地下世界へと移行します。
引用元:【考察】ドラゴンクエスト11 (1)図解・ロトシリーズとの時系列と繋がり : 記号論研究所 マンガ・アニメ・ゲーム考察
▼変化点
①精霊ルビスが外海へ進出、新大陸を創造中
アレフガルドは本来なら光の象徴たるルビスが治める地なのですが、
精霊ルビスはゾーマの支配から抜け出した後、
『2』の舞台となる大陸を創造しに外海へ出ていると思われます。引用元:【考察】ドラゴンクエスト11 (1)図解・ロトシリーズとの時系列と繋がり : 記号論研究所 マンガ・アニメ・ゲーム考察
②その隙を狙ったのか竜の女王の子孫が地下世界へと移り住み、竜王としてアレフガルド大陸を支配している
DQ1のラスボス・竜王は、ロトシリーズの原点DQ11の世界を創造した「聖竜」の血脈から連なる光の存在であったはず、らしいです。
精霊ルビスが所有していたのか、
もしくは竜王が持ち込んだのかはっきりしませんが、
竜王の居城の地下にある洞窟には、
大樹の神域に奉納されたはずのロトの剣が保管されており、
これが聖竜との関係を示す証拠となってます。引用元:【考察】ドラゴンクエスト11 (1)図解・ロトシリーズとの時系列と繋がり : 記号論研究所 マンガ・アニメ・ゲーム考察
後の世代へのバトン(→DQ2)
ロトの血を引く勇者・DQ1の主人公は、「アレフガルド」を支配していた竜王を討伐した後、ラダトーム国王より王位の禅譲を持ちかけられるものの、「自らの国は自らで探す」とこれを辞退。
慕ってくれるローラ姫と共に新天地を求めて大海原を渡り、3つの王国を築きました。
海を渡った勇者は辿り着いた新天地で、妻ローラの名を冠したローレシアという国を築いた。ローラとの間に三人の子をもうけた勇者は、子供たちのために国をローレシア、サマルトリア、ムーンブルクの三つに分けた。そして三ヶ国はロトの姉妹国として共に発展していった
ロトシリーズの時系列④:DQ2 悪霊の神々
世界構造
DQ1から100年後の地下世界が舞台です。
引用元:【考察】ドラゴンクエスト11 (1)図解・ロトシリーズとの時系列と繋がり : 記号論研究所 マンガ・アニメ・ゲーム考察
▼変化点
①DQ1でルビスが創造していた新大陸が完成している
『ドラクエ2』では、アレフガルド大陸の外海に
ローレシア大陸などの新しい大陸が出来ています。引用元:【考察】ドラゴンクエスト11 (1)図解・ロトシリーズとの時系列と繋がり : 記号論研究所 マンガ・アニメ・ゲーム考察
かつての竜王の城には竜王の曾孫が住んでおり、
今もなお聖竜の血脈を守っています。引用元:【考察】ドラゴンクエスト11 (1)図解・ロトシリーズとの時系列と繋がり : 記号論研究所 マンガ・アニメ・ゲーム考察
③地下世界にも世界樹が進出
また、地下世界にも世界樹が新しく植樹されてます。
引用元:【考察】ドラゴンクエスト11 (1)図解・ロトシリーズとの時系列と繋がり : 記号論研究所 マンガ・アニメ・ゲーム考察
ロトシリーズ完結
DQ1の主人公が築いた3つの王国の1つローレシア王国の王子は、サマルトリアの王子とムーンブルクの王女と共に世界の破壊をもくろむ大神官ハーゴンと破壊神シドーを討伐。ローレシア王子はその功績を讃えられ、父王より王位を譲り受けました。
こうしてロトシリーズは完結しました。
ちなみに、地下世界の創造が完了した精霊ルビスはその後どうしたかと言うと・・・
この後、ルビスはラーミアに乗って、
『ドラクエ6』の世界に移動したと考えられます。公式エピソード集には、ラーミアはルビスの乗り物とありますので、
もともとは天上の神々が世界を移動する際に
神鳥を利用していたのでしょう。引用元:【考察】ドラゴンクエスト11 (1)図解・ロトシリーズとの時系列と繋がり : 記号論研究所 マンガ・アニメ・ゲーム考察
天空シリーズの世界に移動したそうです。
世界構造まとめ ↓
以上です (*゚∀゚*)